シエラレオネ事業

シエラレオネ共和国はアフリカ西部大西洋岸に位置し、ギニア、リベリアと 国境を接し、鉱物、海洋資源、農業資源が豊富な国です。しかし、1991年から2002年まで続いた内戦と2014年に同国を襲ったエボラウイルスによる災禍で壊滅的な打撃を受けた国家は、依然として再建への道を模索しており、人々は貧困のなかでの生活を強いられています。

面積:7.2万km2 (九州の約1.8 倍)
人口:765 万人 (2018年/世界銀行)
公用語:英語
1 人あたりのGNI:490米ドル (2018 年/世界銀行)
5 歳未満児死亡率:105人 (1,000 人あたり、2018年/WHO)
妊産婦死亡率:1,120人 (10 万人あたり、2018年/WHO)

サポーティブ・スーパービジョン・システム強化プロジェクト/アドバイザー業務(2013年5月-現在)
2013年に開始したサポーティブ・スーパービジョンシステム強化プロジェクトでは、保健衛生省から各県の保健管理局、県内の各保健施設への支援型監督指導体制(サポーティブ・スーパービジョン)の強化を、JICA技術協力プロジェクトとして支援しました。各県の保健管理局や保健施設が抱える課題を正確に把握し、適切な対応策を提案できるよう、スーパーバイザーの能力向上を支援しました。また、優先度の高い提案内容の実施を一部支援することで、保健サービスの改善に取り組みました。更に、県保健管理局が県議会や県内の援助団体等に課題と対応策を共有し、それぞれが持つリソースが、サービス改善に効率的・効果的に投入されるよう促しました。

また、2019年11月からは同プロジェクトを通じて構築された体制を強固なものにするため、現地保健行政に対するアドバイザー業務が開始され、アスカ・ワールド・コンサルタント(AWC)株式会社とともに活動に参画しています。

保健医療データの指導をする県保健局スタッフ

 
最新の活動レポートはこちら
2019年6月:プロジェクトが終了します
2019年4月:誰もが安心して「当たり前」の医療を受けられるようにするために

妊産婦死亡削減対策支援プロジェクト(2021年1月-現在)
世界最貧国とされるシエラレオネは、その社会状況を表す様々な指標においても極めて低い数値を示しており、特に妊産婦死亡率は1,120人/人口10万対(WHO2018)と世界で最も悪い水準になっています。主な要因として、妊娠高血圧症など妊娠時高リスクへの予防対策と治療体制が不十分であることがあげられます。
本事業では、特にニーズの高いトンコリリ県およびファバラ県を対象に、血圧・脈拍測定器の配布、ならびに地域保健施設スタッフに対する研修を通じて、適切な妊産婦検診が実施され高リスク妊婦の早期発見および適切な処置がなされることを支援することで、妊産婦死亡の低減を目指しています。本事業は、立正佼成会一食平和基金をはじめ、みなさまからのご支援により実施しています。
シエラレオネ北部の地方に住む親子
シエラレオネスタッフブログ

変わること、変わらないこと、そして変わりつつあること」 2021年7月 大谷聡
シエラレオネで感じる経済学 (最終回)~物乞いたちのゲームと制度」 2019年3月 西野義崇
シエラレオネで感じる経済学(3)トイレ掃除の公共財ゲーム」 2019年3月 西野義崇
シエラレオネで感じる経済学(2)電器店のホテリング・ゲーム」 2019年3月 西野義崇
シエラレオネで感じる経済学(1)通話料売りの機会費用」 2019年2月 西野義崇
シエラレオネの宗教と部族」 2018年10月 松本千穂
シエラレオネが持つ可能性」 2018年6月 大谷聡