ホンジュラス事業

ホンジュラス共和国は、国土の約80%を占める山地から、それぞれ大西洋と太平洋につながる沿岸平野部まで、豊かな自然と多様な生物に恵まれた国です。一方、人々の暮らしに必要な社会サービスは十分に提供されておらず、また国民の約6 割が貧困状態にあります。山間部では出産できる保健医療施設が少なく、技術を持った介助者による出産や産前健診の受診率増加が課題となっています。さらに、温暖化の影響による自然環境の変化は、農民の生活全般を脅かすだけでなく、自然災害の発生にもつながっています。

 
面積:11.2万㎢ (北海道の約1.3倍)
人口:990万人 (2020年/世界銀行)
公用語:スペイン語
1 人あたりのGNI:2,180米ドル (2020年/世界銀行)
5 歳未満児死亡率:16人 (1,000人あたり、2020年/UNIMGE)
妊産婦死亡率:65人 (10万人あたり、2020年/WHO)

バド・アンチョ市における栄養改善・生計向上に向けた家庭菜園普及プロジェクト(2017年8月-現在)
農業を生業としていながら生産性が低く、多くの住民が質・量ともに不十分な食生活を送っているエル・パライソ県バド・アンチョ市において、乾燥地の零細農家でも実践できる技術を、家庭菜園を通じて伝え、栄養バランスを高める取り組みを行っています。
家庭菜園に取り組んでいる世帯では、収穫物の収量・種類ともに増えた結果、食卓に上る食材が平均5種類増えました。また、収穫物の乾燥や加工、定期的な市場の開催などの取り組みも進めています。
なお、本事業は、2017年~2019年までJICA「草の根技術協力事業」として実施し、2020年からはその成果を更に発展させる形で、日本国外務省からの資金協力(日本NGO連携無償資金協力)に加え、皆様からのご寄付により活動を進めています。
家庭菜園で育てた野菜

 
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2021年3月:ホンジュラスで2事業の契約署名式が行われました
2021年1月:歩みは止めない~ホンジュラスの人々の強い想い~
2020年3月:ホンジュラスで2事業の契約署名式が行われました
2020年2月:持続可能なプロジェクトと地球
2019年9月:JICA広報誌「mundi」2019年9月号で紹介されました(JICA公式サイトに移動します)
2017年8月:契約署名式

妊産婦ケア強化事業(2022年3月-現在)
エル・パライソ県山間地域にあるサン・ルカス市とサン・アントニオ・デ・フローレス市には分娩施設がなく、約半数の妊婦は専門技術者の介助なく自宅で出産しています。妊婦健診で必要な検査は実施できておらず、リスクの早期発見が困難なばかりか、地域住民に対する十分な啓発も行えていないため、母子ともに命を落としてしまうケースが少なからず発生しています。
そこで、妊婦が周産期を安全に過ごせるよう、保健所における妊婦健診の拡充と救急搬送システムの構築、保健所スタッフの知識と技術の向上、保健ボランティア及び伝統的産婆への研修と保健所との連携強化、地域住民への安全な出産に関する理解の促進に取り組んでいます。
この事業は、日本国外務省からの資金協力(日本NGO連携無償資金協力)に加え、皆様からのご寄付により活動を進めています。
サン・アントニオ・デ・フローレス市の様子

 
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2022年3月:妊産婦ケア強化の取り組みを新たな地域に拡大します

保健サービスネットワーク(RISS)を通じた保健サービスデリバリー強化プロジェクト(2021年10月-現在)

JICA技術協力プロジェクトとして、同国のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、RISSやリファラルシステムの強化により、非感染性疾患対策を含めた保健サービスが効率的に提供されることを目指しています。アムダマインズは共同企業体の構成員として、モニタリング・評価/デジタルヘルスを担当する人材を派遣しています。

青少年育成を通じた住みやすいコミュニティづくり支援事業(2018年3月-現在)
犯罪の若年化が深刻で、安心して生活することが難しい首都テグシガルパ市において、青少年と地域の大人が協力して住みやすいコミュニティづくりを行う活動を支援しています。
2019年度は4つの地区が、住民自らの力で公共の場所を明るくする壁画の作成に取り組み、事業側からも小学校1校に机と椅子を30セット寄贈しました。そして、地域を応援したいと申し出てくれた現地の組織「ホンジュラス人日本小学生の会(AHBEJA)」とともに、2つの地区で運動会を開催することもできました。なお、本事業はAMDA鎌倉クラブからの支援により実施されました。
運動会に参加した青少年たち

 
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2020年11月:ホンジュラスのコミュニティグループを通じて被災者へ食料品を届けました
2020年7月:こんなときこそ、地域のために

水源保全とアグロフォレストリー推進事業(2021年7月-2022年6月)
降雨量の減少や気温の上昇などが年々深刻化し、農作物の生産を脅かしているエル・パライソ県、フランシスコ・モラサン県の山間部、乾燥地帯に位置する8 市において、環境と調和した持続可能な農業の実現を目指し、アボガドやマンゴーなどの植樹、苗床の設置、水源の保全に取り組みました。
 
この事業は(公社)国土緑化推進機構「令和2年度緑の募金」助成金に加え、皆様からのご寄付により活動を実施しました。
植林のための苗木を運ぶ農家ら

 
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2022年3月:人間も自然も、ともに豊かな未来を目指して

テウパセンティ市における妊産婦ケア改善支援事業(2019年3月-2022年2月)
エル・パライソ県テウパセンティ市には分娩施設がなく、緊急の対応が難しいことから、妊産婦死亡が他市より多い状況でした。そこで、安全なお産を推進するため、保健所が妊娠状況を正しく把握し、危険兆候を早期に発見して対応できること、妊婦自身が自分の健康を守るのに必要なことを知り、実行することを目指した活動に取り組みました。
具体的には、保健所への超音波診断装置(エコー)の提供と技術研修の開催を通じ、医師や看護師が胎児の成長を確認したり、危険兆候を早期に発見し、迅速に搬送できるようになりました。また、村の保健ボランティアや伝統的産婆の能力強化を通じ、地域の妊婦や住民が正しい保健知識をより身近に得られるようになりました。この他、滅菌機などの医療資機材の提供や、施設改修(外装や屋根の修理など)を通じ、妊産婦ケア体制の改善と強化を図りました。
なお、日本国外務省からの資金協力(日本NGO連携無償資金協力)、フェリシモ「地球村の基金」や生活協同組合おかやまコープ「AMDA基金」からのご支援、ならびに皆様からのご寄付により活動を実施しました。
超音波診断装置(エコー)の使用方法研修の様子

 
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2022年1月:子どもたちの健やかな成長に向かって
2021年9月:「いのちをつなぐ」救急体制を支援しています
2021年6月:伝統的産婆の本当の想い
2021年3月:ホンジュラスで2事業の契約署名式が行われました
2021年1月:歩みは止めない~ホンジュラスの人々の強い想い~
2020年2月:ホンジュラスで2事業の契約署名式が行われました
2019年8月:ハードとソフトの二刀流で母子保健を改善します!
2019年3月:プロジェクト開始

受益者の声(エル・パライソ県テクシグア市の農家 イスラエル・アンデルシ・エスピナル・コントレラスさん)
私が暮らす地域は「乾燥地帯」と呼ばれ、雨期でさえあまり雨が降りません。近年は特に水不足で耕作可能な作物はとても限られています。村の数か所にある貴重な湧き水は、私たちの飲み水であり、生活用水であり、農業用水でもあります。
事業では、森林が雨水を溜める機能を持つこと、虫や枯れ葉が土を作ること、その土が雨水を浄化することなど、木と水と土の関係性や、自然環境が私たちの生活にどのように影響を与えているかについて教わりました。今では自然の有難みを感じるだけでなく、緑を育てていかなければならないという強い使命感を持つようになりました。
これまでに、マクエリソ(花木)やサワーソップ(果樹)などの苗木を、他の村人と一緒に湧水池の周りなどに植えました。植えた木々と水源を大切に守り続け、将来、緑豊かな村となり、水の質と量も改善されることを願っています。
エスピナル・コントレラスさん
パートナーの声(AMDA鎌倉クラブ長 根津伶子さん)
2022年4月22日をもって、AMDA鎌倉クラブを閉会とさせて頂きました。これまで支えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。
1999年発足以来23星霜、会員は多い時で150人、年1回のチャリティコンサートをメインにバザーなどを行い、収益金を主にAMDAの緊急救援活動とホンジュラス事業に寄付してきました。総額は1,300万円を超えました。当クラブがAMDAという大きな流れの中で、か細いながらもひとすじの煌めきを残すことができたのは、根本に我々のAMDAに対する絶対的な信頼、そして何と言っても清い心のスタッフに恵まれたことです。
AMDAの皆様が、これからもずっと、この尊い活動を続けてくださるよう願っています。
根津さん(中央)とメンバー
ホンジュラススタッフブログ

 

 

とある日の食事」 2022年6月 奥田鹿恵子
贅沢なひととき」 2021年10月 白川良美
ホンジュラスで今何が起きているか~命を守るためには~」 2020年12月 白川良美
移動できる幸福、移動せずにすむ幸福」 2020年11月 山田留美子
動物に優しいホンジュラス」 2019年10月 白川良美
ホンジュラスの村人が大好きな栄養満点レシピを紹介します!」 2019年4月 陰山亮子
ホンジュラスのお弁当」 2018年8月 林裕美
気長に待とう、ホンジュラス」 2018年1月 陰山亮子
恐怖の通勤路と、レオナの愉快な仲間たち」 2016年5月 陰山亮子

完了したプロジェクト

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