ホンジュラス事業

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ホンジュラス共和国は、標高1,000mから1,500mの山間部が国土の約80%を占め、とうもろこし、コーヒー、バナナを産する自然豊かな国です。一方で、治安の悪さや失業の常態化は人口の62%に貧困をもたらし、日本でも報道されたように、危険を承知でアメリカを目指す人々がいます。農山村地域における母子保健や貧困対策、首都における治安の改善などが課題となっています。
 
面積:11.2 万㎢ ( 北海道の約1.3倍 )
人口:959 万人 ( 2018年/世界銀行調べ )
言語:スペイン語( 公用語 )
1 人あたりのGNI:2,330 USドル( 2018 年/世界銀行調べ)
5 歳未満児死亡率:18 人(1,000 人あたり、2017 年/UN IGME 調べ)
妊産婦死亡率:129 人(10 万人あたり、2015 年/WHO 等調べ)
テウパセンティ市における妊産婦ケア改善支援事業(2019年3月~現在)
超音波診断装置(エコー)の使用方法研修の様子

エル・パライソ県の北の県境に位置するテウパセンティ市は、県内19市の中で3番目に人口が多いにも関わらず、分娩に対応できる母子専門の保健医療施設がなく、また公的保健医療サービスを提供する保健所の施設も老朽化している上、十分な医療資機材が配備されていません。地域住民、特に妊産婦や母親の健康知識も不足しており、結果として妊娠中のリスクが高まり、妊産婦死亡へとつながっています。

本事業では、保健所の施設整備(屋根・壁の改修および妊産婦健診専用の診察室の整備)、超音波診断装置(エコー)の導入と使用方法の研修、妊産婦対象の保健教育などを通じ、同市の妊産婦ケアサービスの向上を目指します。なお、このプロジェクトは外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」として実施しています。

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2020年2月:ホンジュラスで2事業の契約署名式が行われました
2019年8月:ハードとソフトの二刀流で母子保健を改善します!
2019年3月:プロジェクト開始

バド・アンチョ市における栄養改善・生計向上に向けた家庭菜園普及プロジェクト(2017年8月-現在)
事業スタッフ(左端)から植え方の指導を受ける住民たち

農業の生産性が低く、多くの住民が質・量ともに不十分な食生活を送っているエル・パライソ県バド・アンチョ市において、乾燥地や零細農家でも実践できる家庭菜園を普及し、その収穫物を食して栄養バランスを高める取り組みを支援しています。時に失敗はしつつも豊かになっていく菜園の様子に刺激を受け、多くの世帯が新たに活動を始め、栄養や健康に関する研修、収穫した作物を使った調理実習などに参加しています。

なお、本事業は、2017年~2019年までJICA「草の根技術協力事業」として実施し、その成果を更に発展させる形で2020年からは外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」として実施しています。

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2020年3月:ホンジュラスで2事業の契約署名式が行われました
2020年2月:持続可能なプロジェクトと地球
2019年9月:JICA広報誌「mundi」2019年9月号で紹介されました(JICA公式サイトに移動します)
2017年8月:契約署名式

山村の「妊婦クラブ&キッズクラブ」支援事業(2014年3月-現在)
プレゼントされた子どもキット

エルパライソ県内4つの診療所で「妊婦クラブ&キッズクラブ」活動を支援しています。妊婦クラブでは、料理教室の実施、ビタミン剤の提供、産着やおむつが入った新生児キットの配布などを、キッズクラブでは親子活動や子ども向けワークの実施、子ども用食器やおもちゃが入った子どもキットの配布などを実施しています。このほか、診療所エコー検査室の環境整備(エアコン設置、保健教材や医療資機材の供与など)も支援しています。なお、このプロジェクトは、生活協同組合おかやまコープのご協力により実施しています。

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2020年7月:今年もおかやまコープ組合員の皆様からプレセントをいただきました
2019年5月:おかやまコープ様からご寄付を頂きました
2018年5月:おかやまコープ様からご寄付を頂きました
2017年5月:おかやまコープ様からご寄付を頂きました

青少年育成を通じた住みやすいコミュニティづくり支援事業(2018年3月-現在)
運動会に参加した青少年たち

犯罪の若年化が顕著で、安心した生活が難しい首都テグシガルパ市において、青少年と地域の大人が協力して企画・運営するコミュニティ活動(運動会、植林活動、小学校や幼稚園の環境整備など)を支援し、住みやすい街づくりに貢献しています。自分たちが企画・運営したコミュニティ活動の成功体験は、青少年の生きる希望、将来への糧へとつながっています。なお、本事業は、AMDA鎌倉クラブ、Readyforを通じた支援者の皆様からのご寄付により実施しています。
 
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2020年7月:こんなときこそ、地域のために

受益者の声(サンタ・クルス イシドロ校の中学3年生 ネストル・アイエスタさん)
ピアリーダーとして活躍する中学生 ネストル・アイエスタさん(右)

ピアリーダーになる前の僕は無口で人と目を合わせて話すことが苦手な内向的な性格でしたが、少しずつ変わることができました。

ピアリーダー研修ではこれまで考えたこともなかったリプロダクティブヘルスについて学び、自分の将来について考えるきっかけにもなりました。これまで何になりたいと夢を描くことはなかったのですが、他のピアリーダーの将来の夢を聞いているうちに自分も刺激を受け、大学まで通いエンジニアになりたいとはっきり願うようになりました。僕たちの住んでいる山間部では思春期層の妊娠は身近で、僕はさほど問題視していませんでした。

しかし思春期リプロダクティブヘルスの知識を付けた今、僕と同年代の女子が妊娠して出産することのリスク、そして学業を中断せざるを得ない状況、その後の子育てと生活の困難さについて、何気なく周りの思春期層にも伝えられるようになりました。

ホンジュラススタッフブログ

動物に優しいホンジュラス」 2019年10月 白川良美
ホンジュラスの村人が大好きな栄養満点レシピを紹介します!」 2019年4月 陰山亮子
ホンジュラスのお弁当」 2018年8月 林裕美
気長に待とう、ホンジュラス」 2018年1月 陰山亮子
恐怖の通勤路と、レオナの愉快な仲間たち」 2016年5月 陰山亮子

完了したプロジェクト

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