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| 津波被災児童のための心のケア支援プロジェクト |
(2007年3月〜現在) |
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インドネシア・スマトラ島北端のナングロ・アチェ・ダルサラム州では、2004年12月26日に発生した大規模地震による津波により約16万7千人の人々が犠牲・行方不明となった。この災害発生直後から緊急救援活動を行い、引き続き復興支援活動をバンダアチェ特別市と大アチェ県で2005年5月から本年2月まで実施した。しかしいまだ仮設避難所(バラック)に住む人々が多く、児童の心的外傷(トラウマ)のケアが重要な課題となっている。また、仮設避難所は長屋構造となっており、トイレ・浴室・炊事場は共用で、ここで生活する児童の保健衛生状態の悪化も懸念されている。
そこで、AMDAはREACH(Reading, Learning, Creativity for
Healthy Life in Aceh:「読んで学んで創って、アチェで健康的な生活を取り戻そう!」)と銘打った、児童に対する社会教育・保健衛生啓発活動を本年3月より外務省「日本NGO連携無償資金協力」の支援を得て実施している。その活動内容は次の通りである。
・(読書活動)読書、ボランティアによる読み聞かせ、その発表会(インフォーマル教育)
・(創作活動)描画(自己表現によるトラウマ分析・軽減)
・ ゲーム(対象児童が楽しみ、ルールと協調性・協力を学ぶ)
・ 保健衛生教育
このプロジェクトは、9つの仮設避難所等で生活する児童を対象に実施し、楽しい時間を一緒に過ごすことで、津波によって被った心の傷を癒し、友人との関係を深め、心身ともに健全に成長していくための知識を得、将来に希望を抱くことができるように支援する。最終的には対象地区に図書・書棚を寄贈し、ボランティアや住民が児童のためにコミュニティ図書館を運営し、その他の活動も継続実施するよう支援していく予定である。 |
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| 心と体のケアを通じたコミュニティ復興支援プロジェクト(フェーズI) |
(2007年3月〜現在) |
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ナングロ・アチェ・ダルサラム州は、上記津波による被害のみならず、30年間にわたる政府と同州の分離独立を求める反政府勢力(アチェ自由運動:GAM)との内戦をも抱えていた。犠牲者の数は1万5千人に上る。しかし、津波被害が皮肉にも両者間の対立の緩和・歩み寄りを促進し、2005年8月15日に国際社会の仲介により和平合意が成立した。
これを受け、AMDAは内戦の影響が大きく、国際社会の支援が行き届いていない南アチェ県の6村を対象に昨年1月より上記REACH活動やコミュニティセンターの建設、巡回診療を実施していた。本年3月からは、日本NGO連携無償資金協力により、特に内戦の被害が大きく、児童の教育・住民の保健衛生に関する復興が不十分な10村を対象とした活動を実施している。特にREACHについては、大アチェ県において実施するものと異なり、対象が内戦による心の傷を抱えた児童であるため、この点を重視したケアや平和教育的な内容を盛り込む。また、南アチェ県、ナングロ・アチェ・ダルサラム州南部では特に施設・人員の充足という面で青少年への教育体制に不備が見られる地域であり、一方、保健衛生面でもトイレの設置率・住民のトイレの使用割合が低いという問題が見られる。このような問題に対し、REACHや保健衛生啓発活動を住民の健康・知識増進のための支援を行う。また、コミュニティセンターを建設することにより、住民が会合をもってコミュニティの問題について話し合い、解決を探ることのみならず、児童の心のケアや学習、住民の保健衛生向上のための活動が活発化することを支援する。
このプロジェクトについても、最終的には図書・書棚を寄贈し、ボランティアや住民が児童のためにコミュニティ図書館を運営することを支援するが、それに加えて地元保健当局との綿密な協力の下、コミュニティ簡易保健所の設置を促し、対象村落の総合的な内戦復興支援を目指す。そして、長期的視野でのこの地域でのさらなる復興・開発支援を行っていく予定である。 |
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