シエラレオネでの取り組み


西アフリカの大西洋沿岸に位置するシエラレオネは、鉱物や海産物など、豊かな資源を有する国ですが、1991年から11年間続いた内戦が、国の社会基盤に甚大な被害をもたらしました。近年では、エボラ出血熱や新型コロナウイルスの流行により、保健医療体制はさらに深刻な打撃を受けています。現在、同国の保健指標は世界で最も低い水準の一つにとどまっており、国全体で保健人材や医療資源が不足する中、特に子どもの命を守る医療の整備が急務となっています。

面積:7.2万km2 (日本の約5分の1)
人口:846万人 (2023年/世界銀行)
公用語:英語
1人あたりのGNI:870米ドル (2023年/世界銀行)
5歳未満児死亡率:101人 (出生1,000人あたり、2022年/WHO)
妊産婦死亡率:354人 (出生10万人あたり、2023年/WHO)

シエラレオネ小児病院支援(2023年1月-現在)

 
【目的】
小児専門病院(オラデュリン子ども病院)の運営支援
 
【主な活動】
医療資機材や医薬品・検査試薬の提供、病院運営支援(施設修繕、救急車用燃料の供与)、など
 
【活動レポート】
Coming soon!
 
【活動地】国立小児専門病院(オラデュリン子ども病院)
世界で最も乳児死亡率の高い国の1つ。世界的な情勢不安による急激なインフレや歳入減少などが、政府の一層の財政難を招き、最後の砦(とりで)ともいえる国内唯一の小児専門病院(オラデュリン子ども病院)の運営が困難な状態に陥っている。
 
※本事業は、皆様からのご寄付により活動を進めています。ぜひご協力ください。
 
Yahooアイコン
救急患者の無事の搬送に安堵の看護師
有効活用されている生化学自動分析装置
パートナーの声(オラデュリン小児病院 院長 アブ・バカール・バー医師)
病院を代表し、日本の皆さまからのご支援に心より感謝申し上げます。ご支援いただいている医療物資は、子どもたちにより良い医療を届けるための大きな力となっています。物資が充実したことで、治療の効果やスピードが向上し、増え続ける医療ニーズにも柔軟に対応できるようになりました。
シエラレオネの子どもたちの健康を願い、真摯に応援してくださる日本の皆さまに、深い敬意を抱いております。皆さまとのパートナーシップは、病院の機能向上に留まらず、医療に携わる私たちの励みにもなっています。また、日本とシエラレオネをつなぐ架け橋として尽力されてきたアムダマインズの皆さまにも、心より感謝申し上げます。
今後も未来を担う子どもたちの命を守り、希望ある社会をともにつくっていけることを願っています。
アブ・バカール・バー院長
シエラレオネスタッフブログ
最新のブログ
うみがめ便り~雨季のシエラレオネで晴れの国を想う」 
(2022年8月 理事長・鈴木俊介)
 
理事長、鈴木俊介のブログ「うみがめ便り」。うみがめ(鈴木)が滞在しているのは、雨季真っただ中のシエラレオネ共和国。降雨量と降雨日の多さに、基本的に生涯を水中で過ごすうみがめもさすがに・・・?!

 


バックナンバー
 
変わること、変わらないこと、そして変わりつつあること」 2021年7月 大谷聡
シエラレオネで感じる経済学 (最終回)~物乞いたちのゲームと制度」 2019年3月 西野義崇
シエラレオネで感じる経済学(3)トイレ掃除の公共財ゲーム」 2019年3月 西野義崇
シエラレオネで感じる経済学(2)電器店のホテリング・ゲーム」 2019年3月 西野義崇
シエラレオネで感じる経済学(1)通話料売りの機会費用」 2019年2月 西野義崇
シエラレオネの宗教と部族」 2018年10月 松本千穂
シエラレオネが持つ可能性」 2018年6月 大谷聡

過去のプロジェクト

完了したプロジェクトはこちらよりご覧になれます。
 
 
(2025年9月更新)