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  グアテマラ事業
map_guatemala_revグアテマラ共和国は、古代マヤ文明が栄えた中米に位置し、1,600万人を超える人口は地域最大です。北部を中心に多くの遺跡が残り、人口の約半数を占める、色彩豊かな衣装を身にまとったマヤ系先住民族の伝統的な生活様式は、観光に訪れる人々を魅了しています。その一方で、国内の貧富の差は大きく、経済面から社会サービス面に至るまで、都市と農村、また民族間の格差是正が急務となっています。

こうした状況に対して、当団体は2018年3月、先住民族が多く居住する農村地域で、隣国ホンジュラスでの経験を活かした母子保健の向上を目指す事業を開始しました。

面積:10.8万km2
人口:1,658万人
言語:スペイン語(公用語)
1人あたりのGNI:3,610ドル(2015年/世界銀行調べ)
5歳未満児死亡率:29人(1,000人あたり、2015年/IGME調べ)
妊産婦死亡率:88人(10万人あたり、2015年/WHO等調べ)

コミュニティ母子保健向上プロジェクト(2018年3月-現在)

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プロジェクト対象地であるキチェ県は、全国で最も貧しい県の一つです。母子保健分野では、妊婦健診を受診する人は半数に満たず、医療従事者に介助されて出産する人も少数であり、妊産婦死亡率は全国でも上位に入る高さです。一方、伝統的産婆による出産介助率は全国1位であり、住民は天命を受けたとされる伝統的産婆に信頼を寄せており、マヤ文明を起源とする伝統が根強く残っていることがうかがえます。こうした伝統に配慮し、グアテマラ保健省は施設分娩や医師・看護師による産前健診を推進しながらも、伝統的産婆の研修に力を入れていますが、村では出産時の大量出血などに対応できません。また、女性が若くして妊娠し、多産であることが健康面、経済面の負担にもなっており、これらが、同地域の高い妊産婦死亡率の要因になっています。

このような状況を踏まえ、本プロジェクトでは伝統的な文化や様式にも配慮して、伝統的産婆の知識と技術の向上、地域住民の信頼を得ている伝統的産婆から住民への保健教育、保健所の利用促進、男性を含む地域社会に広く母子保健の重要性を伝える活動などを通じて、特に妊産婦の健康およびリプロダクティブ・ヘルスの改善を目指します。

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2018年3月:新たに事業を開始しました

なお、このプロジェクトは、外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」として実施しています。