ミャンマーで緊急支援物資を配付

2021/07/21

緊急支援物資を届けています


 
コロナ禍に伴う経済的打撃に加え、社会的混乱でかすかな希望さえも奪われたミャンマーの人々、特に社会的に最も弱い立場におかれた人々(貧困層、妊産婦、子ども、高齢者ら)に緊急支援物資を届けています。
 
「毎日使う必要なものばかりで、本当に助かります」と感謝の声が寄せられています。

 
なぜ支援が必要とされるのか


 

アムダマインズ(AMDA-MINDS)が活動している地域では、生活困窮者が日に日に増えています。昨年からの新型コロナウイルス感染症の拡大と、2021年2月1日の非常事態宣言発令後の政治的・社会的な混乱による影響のためです。
 
企業の生産活動は落ち込み、雇用・所得状況は悪化し、物流も滞っています。そのため換金作物の価格が下がり、出稼ぎによる収入も減る一方、食料や衛生用品をはじめとする生活物資の値上がり・不足によって、人々の日常生活が脅かされています。
 
政治的・社会的情勢は一向に安定しないばかりか、新型コロナウイルス感染症も拡大する一方です。酸素を求めて市民が行列をつくるなど、医療体制のひっ迫が身近なものとなり、コロナ感染への「不安」は「恐怖」へと変わってしまいました。
 

あらゆる場所に人の往来に注意を促す看板が設置されていた(ヤンゴン、2020年撮影)

このような非常事態においては、特に貧困層、子どもや女性、妊産婦、高齢者など、社会的に弱い立場にある人たちが最も大きな負の影響を受けます。国連開発計画の報告によると、このままでは人口の半数が来年までに貧困に陥る恐れがあるとされています。
 
 
必要とされる支援


 
いま必要とされる支援は、「今日の生活」を支えるための支援です。それは例えば、今日の食料であったり、今日使うせっけんなど生活必需品であったりします。特に、妊婦や授乳中の母親など、十分な栄養をとる必要がある人々への食料支援は重要です。
 
アムダマインズでは現在、寄せられたご寄付を以下の用途に活用しています。
 
1.十分な栄養を摂る必要のある妊婦と授乳中の母親への食料支援
2.困窮世帯への生活物資支援
 
例えば、250円のご寄付で、妊婦への食料4日分、もしくは困窮世帯1世帯分の生活物資を届けることができます。
 
洗濯洗剤、食器洗剤、せっけん、食用油など毎日使う必需品を緊急支援物資として届けています。

※新型コロナウイルス感染症拡大状況や現地情勢に鑑み、寄付金の使い道が変更になる可能性があります。
 
 
支援する方法


 
いろいろな方法で、ミャンマーの人を支援できます。クレジットカード、銀行引き落としでのご寄付はもちろん、書き損じはがきや未使用切手のご寄付など、くわしくはこちらから。
 

活動を応援する

 
 
ミャンマーでの活動


 
アムダマインズは(前身のアムダ海外事業本部時代も含め)これまで26年にわたり、ミャンマー国内で貧困軽減と健康増進を目的としたプロジェクトを実施しており、日本人スタッフ3人と現地スタッフ55人が安全を第一にしながら、いまも活動を続けています。
 
「いま私たちができる支援を、いま届ける」ことで、厳しい状況に置かれている人々に寄り添い続けたいと考えています。ぜひアムダマインズのミャンマー緊急支援にご理解・ご協力くださいますようお願いします。
 
過去の食料支援の様子