ミャンマー ナーサイン地域補助保健センターが完成しました!

2014/12/19

11月27日、ミャンマーで実施中の平成25年度日本NGO連携無償資金協力「シャン州ナムトゥ郡における健康希求行動改善プロジェクト(フェーズ2)」にて改築したナーサイン(Nar Sine)地域補助保健センターの譲渡式が行われました。

来賓として、ナムトゥ郡選出のシャン州政府議員、ナムトゥ郡行政局長、郡保健局長などにご出席いただき、お祝いの言葉を頂戴しました。また、在ミャンマー日本国大使館からは大井菜緒書記官にご出席いただき、ナーサイン地域補助保健センター開所へのお祝いの言葉をいただくとともに、日本国民がミャンマーの人々の健康で幸せな生活を願い、支援を継続していくことが伝えられました。ミャンマー事業統括の江橋は、プロジェクト実施に対する多方面からのご協力に感謝するとともに、事業を開始してから2年近く一緒に活動してきたナーサイン地域の住民に向けて、住民の皆さんの保健センターを、皆さんで協力して運営、維持していってほしい旨を伝えました。

ナーサイン地域補助保健センターには助産師が常駐しており、予防接種など一部の保健医療サービスを提供していましたが、分娩室がないなど政府が規定する地域補助保健センターとしての基準を満たしていなかったため、十分なサービスを提供できずにいました。

今回、これまで設置されていなかった分娩室および衛生施設(トイレ)を建設し、診察室と待合室も整備し直したことで、出産を含む補助保健センターが提供すべき保健医療サービスを全て提供できるようになりました。

住民代表のスピーチでは、長年保健センターの充実を訴え自分たちでも改築しようとしてきたがなかなか実現できなかったこと、そこへプロジェクトが開始され、住民が一丸となって活動を行ってきたこと、ようやく長年の取り組みが実を結び、充実した施設・サービスの補助保健センターが完成した喜びなどが述べられ、人々がナーサイン地域補助保健センターに大きく期待していることを感じました。パラウン族の子どもたちは、民族衣装で歓迎の踊りを披露してくれました。

プロジェクトは来年1月で終了する予定ですが、ナーサイン地域補助保健センターがより住民の必要とする保健医療サービスを提供でき、また住民も同センターを協力して運営維持していけるように支援していきます。引き続き皆様の温かい応援とご支援をお願いいたします。

ナムトゥ事業についてはこちらをご覧ください。

テープカット
テープカット
スピーチされる大井書記官
スピーチされる大井書記官
スピーチする事業統括の江橋
スピーチする事業統括の江橋

パラウン族の子どもたちによる踊り
パラウン族の子どもたちによる踊り