マダガスカル事業

マダガスカル共和国はアフリカの南東部に位置する島国で、独特の自然環境の中、アフリカとアジアが融合した文化が形成されています。一次産品に依存した脆弱な経済構造と2009年から5年間続いた政治的危機の影響を受け、現在も国民の78%が1日1.9米ドル未満での生活を余儀なくされ、子どもの栄養不良も深刻な課題となっています。
 

面積:58.7万km2 (日本の約1.6倍)
人口:2,696万人 (2019年/世界銀行)
公用語:マダガスカル語/フランス語
1人あたりのGNI:520ドル (2019年/世界銀行)
5歳未満児死亡率:50人 (1,000人あたり、2019年/UNIGME)
妊産婦死亡率:335人 (10万人あたり、2019年/WHO)

アチモンジャン郡における環境保全を通じた持続可能な生計向上プロジェクト(2021年4月~現在)
マダガスカルは世界で最も気候変動に脆弱な国トップ10に毎年挙げられています。中央高地にあるアナラマンガ県アチモンジャン郡のツィアファヒ・コミューンは、同郡の中でも森林伐採による土壌劣化が激しく、ほぼ唯一の生計手段である農業の持続性が脅かされています。
そこで本事業では、対象地の住民が環境と調和した持続可能な生活を送れるよう、川岸の植林を通じた流域保全、環境と調和した農業の実践(特に、主食である稲作と主な現金収入であるイチゴ栽培)、住民組織の環境課題への対応能力強化を支援しています。
なお、本事業は、トヨタ環境活動助成プログラムをはじめ皆様からの支援により実施しています。
森林伐採が進んだ土地

最新の活動レポートはこちら:
2021年7月:森が失われつつあるマダガスカルで環境保全プロジェクトを開始

首都近郊における子どもの栄養改善事業(2020年1月~2021年3月)
首都近郊のアナラマンガ県アンチモンジャン郡の2村(アンガズトゥフ村とアンタンズナ村)において、保健センターやボランティアと協力して、子どもの栄養改善のための活動を実施しました。
マダガスカルでは、子どもの発育阻害(日常的に栄養を十分にとれず、慢性栄養不良に陥り、年齢相応の身長まで成長しない状態)が深刻な課題ですが、対象地の2村でも、3歳未満児の44.5%が発育阻害です。この状況を改善しようと、保護者や地域の人たちが策定した計画に沿った活動(子どもの成長モニタリングや栄養教育、調理教室など)実施を支援しました。また、コロナ禍における保健医療サービスを支援するため、同郡全25の保健センターに聴診器、血圧計、血糖値測定器などを提供しました。
なお、本事業は、立正佼成会一食平和基金、公益財団法人テルモ生命科学振興財団をはじめ皆様からの支援により実施しました。
学校給食を調理するボランティアの母親たち

 
最新の活動レポートはこちら:
2021年3月:子どもの栄養改善を目指したコミュニティでの取り組み

マガダスカルスタッフブログ

マダガスカル人は運動好き?!」 2020年8月 江橋裕人