病院の子どもたちを笑顔に!~ゴールドマン・サックスからの贈り物~

2013/06/20
6月17日、今年もシッダールタ母子専門病院(通称:AMDAネパール子ども病院)にタペストリーが届きました。このタペストリーは、ゴールドマン・サックスの社員の皆さまが、社員参加型のボランティア活動「コミュニティ・チームワークス(CTW)」を通じて作成してくださったものです。AMDA-MINDSは、CTWのコミュニティ・パートナーとして活動を始めて、今年で4年目になりました。

今年のCTWには、18名の社員の方々が参加してくださり、色とりどりのタペストリーが6枚完成しました。フェルトを切って布地に貼りつけていくものですが、海の中の生き物たちや季節折々の森の様子、アルファベットや各国の国旗などがにぎやかに、布いっぱいにちりばめられ、見ているだけで楽しくなる作品に仕上がりました。参加された社員の方々の中には、リピーターの方もいらっしゃって、年を重ねるごとに腕をあげられていく様子はとても頼もしく感じられました。「来年も参加したい。来年は子どもたちが楽しみながら勉強できるデザインにしよう。」といったコメントも寄せられ、年1回のこのイベントが私たちにとっても楽しみなものになっています。

もちろん、タペストリーをいちばん楽しみにしているのは、病院に入院している子どもたちやスタッフです。ネパールの病院では、「病院は病気を治すだけのところ。暗くて怖いところ。」というイメージがまだまだ強いですが、このタペストリーを飾ることでその空間がぱっと明るく楽しい雰囲気になります。また、「子どもたちの笑顔」という願いを込めて日本から届けられたタペストリーを通じて、病院スタッフたちの意識も、患者さんやその家族にとってより楽しく居心地のよい空間を作っていくよう変化しつつあるように感じられます。

今年贈られた6枚のタペストリーは、新しく完成した周産期病棟と既存病棟に飾られます。
CTWに参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました!

タペストリー作成中。細かい部分もフェルトを丁寧に切って仕上げます
タペストリー作成中。細かい部分もフェルトを丁寧に切って仕上げます

色とりどりのタペストリーが完成しました。
色とりどりのタペストリーが完成しました
届いたばかりのタペストリーに喜ぶ病院のスタッフたち
届いたばかりのタペストリーに喜ぶ病院のスタッフたち

院長のDr. ビノー(右)も毎年タペストリーをとても楽しみにしています
院長のDr. ビノー(右)も毎年タペストリーをとても楽しみにしています