ネパール料理/ネパール事務所 奥田鹿恵子

2016/09/28

こんにちは。ネパール業務調整員の奥田です。ここに来る8ヵ月前まで、一度も口にしたことがなかったネパール料理。滞在2日目に初めていただき感動!「美味しい!!」今日は、少しだけネパール料理をご紹介します。
 
ダルバート
ネパール人は毎日朝晩ダルバート。ダル(豆スープ)とバート(米飯)に、野菜やお肉(鶏肉など)を合わせていただきます。日本料理でもおなじみの生姜、ニンニク、唐辛子のほか、コリアンダー、ターメリック、カルダモン、クローブ、クミンなど、色々な香辛料が使われますが、辛さはインド料理よりも控えめのようです。余談ですが、先日生姜だと思って買ったものが、切ってみてビックリ!「き、黄色い!」なんとターメリックでした。日本でターメリックなんて見たことがなかったので、まさか見た目が一緒だなんて知りませんでした。ダルバートを自分でも作れるようになりたいですがその前に、ちゃんと材料を買えるようになるところから始める必要がありますね。(苦笑)
 

ネパールの国民食「ダルバート」
ネパールの国民食「ダルバート」

 
セル
米粉で作るドーナツみたいなお菓子です。チヤ(紅茶)と一緒に食べる人が多いです。ネパールでは、コーヒーよりも紅茶の方がよく飲まれます。私も毎日2回、ストレートかミルクティを、夏でもホットでいただきます。(アイスティの文化はありません。)
 
ドーナツのような揚げ菓子「セル」
ドーナツのような揚げ菓子「セル」

 
モモ
蒸し餃子。日本のような三日月ではなく丸い形が主流です。水牛や鶏肉、野菜を包んで蒸します。スパイスが効いたタレもあるのですが、具にしっかり味がついているので、そのままでも十分美味しいです。
 
蒸し餃子の「モモ」
蒸し餃子の「モモ」

 
 
以前滞在していた中米の国と比べると、ネパールの方が野菜の摂取量が多い印象を受けます。種類が豊富で美味しくて、そして安くて、私にとっては大変有り難いのですが、農家の方々の収入は微々たるものです。活動地の村では、カリフラワーやキャベツなどが栽培されていますが、大量の収穫物を、2時間かけて山道を下って市場に運んでも、買い取りは1キロ30ルピー(約30円)ほど。今後、活動では、栽培の質向上のための研修を継続するとともに、販売を通じた収入向上にも力を入れていく予定です。
 
プロジェクトを実施している村でカリフラワーを収穫する住民
プロジェクトを実施している村でカリフラワーを収穫する住民

現在の在日ネパール人の数は約55,000人で、年々増加しているそうですね。ネパール料理屋も増えることを期待します。まだネパール料理を食べたことのない皆さま、ぜひぜひ試してみてください!