ネパール大地震から1年 – 被災地の現状とAMDA-MINDSの今後の復興支援について

2016/04/28
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学校には衛生施設の設置などを実施しました
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今もがれきのまま放置されている場所もあります
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生活改善を目的に、農業技術研修の様子

2015年4月25日にネパール中部で発生したマグニチュード7.8の大地震は死者8,891人、全壊した家屋605,254件の被害をもたらし、2015年9月末時点(国際機関からの最後の発表)で58,689万人もの人々が避難生活を送っています。(出典 OCHA Humanitarian Bulletin Nepal Earthquake Issue 04 (Final Issue) | 1 – 30 September 2015)

MINDSが震災前から生計向上プロジェクトを実施しているカルパチョウク村(首都カトマンズから50㎞東、カブレパランチョウク郡に位置する)も大きな被害を受けたため、災害直後より緊急支援活動を行い、現在も復興支援活動を継続しています。

震災前より実施していた生活向上プロジェクト(「収入向上」、「安全な水の確保」、「保健・衛生の向上」に関わる活動を柱としています)と並行して、住居再建や学校への支援を被災した3村で実施してきました。

1年たった今でも住環境の整備が優先課題となっていますが、補償の手続きは煩瑣で耐震構造の承認も得なければならず、多くの住民にとって住居の再建はまだまだ時間がかかる状況です。

引き続きAMDA-MINDSでは、倒壊家屋の解体、がれきの撤去支援、建設資材の配布等を通じ、住環境の改善に取り組むと同時に、今後の家屋再建を踏まえ、村の伝統大工への建設技術研修を行います。また、これらと並行して、主な生計の手段である農業技術支援による収入向上を目指した生活改善の取り組みも継続します。皆様の継続したご支援をいただけましたら幸いです。

 

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