ネパール地震被災地で幼稚園の環境整備プロジェクトを開始しました

【2017年11月02日】

株式会社フェリシモ「ネパール中部地震100円義援金(同社のサイトへ移動します)」からのご支援により、ネパール中部地震で被災したカブレパランチョウク郡ロシ地区の4村で、楽しく快適に遊べる幼稚園を目指した環境整備プロジェクトを開始しました。

震災の被害を免れた幼稚園スペース。プロジェクトで目指すのはこの姿です。
震災の被害を免れた幼稚園スペース。プロジェクトで目指すのはこの姿です。
震災後、手付かずのままの幼稚園スペースで遊ぶ子どもたち

震災後、手付かずのままの幼稚園スペースで遊ぶ子どもたち

幼稚園といっても立派な建物があるわけではなく、公立小学校の校舎の一部屋が幼稚園スペースとして使われています。対象地には、22の公立小学校がありますが、どの校舎も半壊したり、壁に亀裂が入ったりする被害を受けました。現在、ネパール政府資金などにより、新しい校舎の整備が急ピッチで進められていますが、予算が限られていることもあり、幼稚園スペースの環境整備は先送りされている状況です。

幼稚園に通うのは、3歳から5歳までの小さな子どもたちです。ネパール政府は2004年から、「乳幼児期の子どもの発達(ECD:Early Childhood Development)」を国の教育政策に取り入れ、就学前の全ての子どもが、適切なケアを通じて心身の発達を促されるよう取り組んでいますが、貧しい農村地域では、幼児期の子どもの心身の発達について、正しく理解している保護者はまだ多くありません。教室で子どもたちと接している先生でさえ、幼児教育に関する特別な研修を受けたことはないと言います。

そこでこのプロジェクトでは、ネパール政府「ECDガイドライン」に沿った資機材(カーペット、テーブル、カラー積み木やお絵かき帳などの教材セット)を提供することで幼稚園スペースの環境を整備することに加え、教師・保護者・地域住民を対象に幼児教育に係る啓発活動を実施します。

地震という怖い経験をした子どもたち。農作業や復興作業で忙しいお父さんやお母さんと離れている時間も、安心して楽しく過ごすことができる場所があることは、幼児期の成長にとても大切です。そして両親や地域住民にとっても、安心して子どもを預けられる場所があることの大切さは、ネパールも日本も同じ。子どもも大人も笑顔で暮らせる地域づくりをぜひ応援ください!