ミャンマー メティラ総合病院へ黄疸診断器が寄贈されました

2014/12/09
DSC_0873_2
病院から感謝状が贈られました

2014年11月24日、国際ロータリー第2780地区の4名の方々がメティラ総合病院を訪れました。今回の訪問の目的の一つは、かながわ湘南ロータリークラブ様、ならびに国際ロータリー第2780地区様からのご支援で10月に同院に寄贈された「黄疸診断器(ビリルビン検査装置)」の利用状況を視察することです。視察当日は、病院長、小児科や内科の医師ら病院スタッフの他、患者さんやそのご家族から盛大な歓迎を受けました。また同院から同クラブに対し、感謝状が贈られました。

この黄疸診断器は、黄疸を引き起こす血液中のビリルビン値を計測し、濃度の高い赤ちゃんには速やかに光線治療を施して、黄疸による障害の発生を未然に防ぐものです。

この診断器のおかげで速やかな処置が可能になりました
この診断器のおかげで速やかな処置が可能になりました

同院では、以前使用していたこの装置が壊れてしまったものの、新たに購入する費用を捻出できないでいたため、黄疸検査やその治療を近隣の病院に頼まざるを得ない状況にありました。受け入れてくれる病院を探し転院させるのは料金も手間もかかる上、何より赤ちゃんたちに速やかな処置ができません。そんな中、かながわ湘南ロータリークラブ様が支援してくださることとなり、今回の寄贈となりました。病院長によると、10月末に寄贈されてからこの1か月の間に、すでに100名以上の赤ちゃんの検査に使われているそうです。

この日は、黄疸診断器を使っている様子に加え、治療が必要であると診断された赤ちゃんへ光線治療を施している様子も視察されました。

丁寧に折られた折鶴にはあたたかい気持ちがつまっています
丁寧に折られた折鶴にはあたたかい気持ちがつまっています

また、かながわ湘南ロータリークラブを代表して高木氏から、「無事退院していく赤ちゃんとお母さんへ渡して欲しい」と、ロータリアンの方々が手作りして下さった折鶴とメッセージカードが入った封筒100枚が手渡されました。メッセージカードには「赤ちゃんが元気で幸せに育つよう、願いを込めました」と書かれています。心のこもったこの小さな贈り物は、今後、元気に退院していく赤ちゃんとそのお母さんに渡されます。

ご支援くださったかながわ湘南ロータリークラブの皆様、折鶴を通してあたたかい気持ちを届けてくださったロータリアンの皆様、本当にどうもありがとうございました。