日本の大学生がザンビア事業を訪問しました

2012/08/28

8月23日、中央大学の学生団体LIFEの代表をしている小池涼さん(2年生)がザンビア事業を訪問されました。ザンビアの学校改築を目指して活動をしているLIFEではこの夏、3名のメンバーがザンビアを訪問し、支援候補先であるコミュニティスクールやホスピスなどの見学をされています。ザンビアで活動する日本のNGOの活動を知りたいということで、今回当団体のザンビア事業を訪問されることになりました。

午前中は、ジョージ保健センターを訪問し、結核治療サポーターの方と一緒にコミュニティでの結核啓発活動に参加しました。小池さんも小児結核に関するリーフレットを持って、サポーターと一緒にリーフレットを配り、「結核って知っていますか?」と住民に対して説明をされました。今回はジョージコンパウンド(非計画居住地区)の中でも、特に住居が入り組んでいる地区を訪問し、まるで迷宮のようでした。サポーターさんが居なければ、自分が一体どこにいるのか分からないような密集した居住区。「こういう所は、空気の流れが悪いので、もし結核患者さんが居たら、周辺の人にもたくさん感染させてしまうわね」とサポーターさんが心配していました。こうした居住地区は、道が舗装されていないだけではなく、ゴミが周辺に山積みされていて、衛生的にも決して良い状態とは言えません。雨季になると、雨が溜まり、ますます環境は悪化してしまいます。サポーターの家庭訪問など日常活動にも大きく支障をきたす大変な地域です。サポーターの方たちは、家庭訪問をしながら、普段保健センターなどに来ることがない子育て中のお母さん、家事で忙しい女性を中心に、結核の症状について熱心に説明をしていました。
啓発活動を終えて、保健センターに戻ってきた小池さんはサポーターと記念撮影をし、感謝の言葉を述べられた後、同じジョージ地区にあるコミュニティセンターを訪問しました。
コミュニティセンターでは、養鶏で飼育されたチキンや栽培された野菜を使ったザンビア料理のシマを味わった後、当団体駐在スタッフよりザンビア事業について説明をさせて頂きました。その後、コミュニティセンターで活動する平野隊員と共にセンター内の各事業を見学されました。養鶏事業や縫製教室など、支援先として検討している職業訓練校の参考になったようです。
見学された小池さんからは「これからザンビアの学校への支援を検討しているLIFEの活動、カウンターパートとなる現地NGOとのかかわり方について、駐在スタッフや平野隊員と意見交換をし、多くの刺激を受けました」との感想をいただきました。

サポーターが集まり、今日の活動先の確認をします
サポーターが集まり、今日の活動先の確認をします
家庭訪問をして子どもの結核について説明をしました
家庭訪問をして子どもの結核について説明をしました
サポーターと記念撮影
サポーターと記念撮影
小池さんからサポーターに感謝の言葉が述べられました
小池さんからサポーターに感謝の言葉が述べられました

コミュニティセンターで平野隊員から活動の話を聞きました
コミュニティセンターで平野隊員から活動の話を聞きました