定年おやじインドネシアを行く -南国つれづれ滞在記②- AMDA鎌倉クラブ 鈴木貢

2013/02/26

南国つれづれ滞在記その1に続いて、今回はインドネシアの食べ物や気候についてお話しします。

こちらに来る前は食べ物になじめるかどうかも心配しておりましたが、今のところインドネシア料理を楽しんでいます。インドネシアの人はとにかくお米と揚げ物をたくさん食べるという印象で、レストランではご飯、魚、鳥、麺の炒め物と揚げ物が主流です。私は、ナシゴレンというインドネシアの炒飯と鳥や魚の揚げ物が気に入って良く食べております。しかし、麺はスープがなくて卓上の甘辛いソースや唐辛子ペースト、塩、お酢などの調味料で自分好みの味にして食べるスタイルが多く、麺に関しては日本の味付けの方が好みで、日本風のスープがたっぷり入った麺料理が恋しいです。また、南国だけあってトロピカルフルーツが豊富なのですが、今の時期は特に果物の王様とも言われるドリアンが旬だそうです。私もつい先日初めてドリアンを食べました。独特の臭みがあって手に取るとドロドロして食べにくいのが難点ですが、大きな種の周りに甘いクリームのような果肉がたくさんついていて美味しいですよ。

そして、日本との大きな違いと言えば気候でしょうか。赤道直下の島ですから推して知るべしですが、真昼にテラスで日光浴してみましたが2~3分ほどで降参です。日本の真夏と比較しても紫外線の強さを感じました。さらに、激しいスコールも南国らしく、朝晴れていても昼頃には急に大雨に見舞われるといった具合で、屋外に洗濯物を干しっぱなしで出かけて散々な目にあったこともありました。

日本とインドネシアの違いに感心したり驚いたりする毎日ですが、まだインドネシア語のできない私が身振り手振りでたずねるとどの人も親切に対応してくれたり、子どもたちにカメラを向けると無邪気な笑顔でポーズを取ってくれたりといったインドネシアの人々の温かさに癒されています。マカッサルの方々に手を合わせて「Terima kasih(ありがとう)」。今後も現地の人たちと力を合わせて南スラウェシの生活向上につながるボランティア活動が続けられたらと思っています。

南国つれづれ滞在記その1に続き、その2でもインドネシアの様子をお伝えしてきましたが、なんだかこれでは旅行に来ているのかボランティアに来ているのか分からないと言われてしまいそうなので、次回その3では、是非ボランティア活動の内容についてお伝えしたいと思います。定年おやじのインドネシア滞在記はもう少し続きそうです。

マカッサル空港から宿泊先に向かう途中で初めてのインドネシア料理に挑戦
マカッサル空港から宿泊先に向かう途中で初めてのインドネシア料理に挑戦
旬だけ開店する道路わきのドリアン屋台
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ドリアンに初挑戦する筆者。匂いに降参…
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抜けるような青空とまぶしい日差し
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