在宅勤務してたら、ブッシュドノエルをつくれるようになった話 ミャンマー事務所 西尾浩美

2021/01/07

あけましておめでとうございます。皆さんにとって2020年はどんな年だったでしょうか?年末に1年を振り返り、「なんて年だったんだ!」と嘆息した方も多かったのではないかと思います。

AMDA-MINDSのミャンマー駐在員は、新型コロナ流行下でも、感染拡大防止に努めつつ現地での活動を続けていました。とはいえ、3月末から外出の自粛や規制が続き、買い出し以外はほぼヤンゴンの自宅に引きこもりの生活・・・。鬱々とした気分になることも少なくありませんでした。

しかし、この長くてつらい自宅での生活の間に、個人的に成長したこともあるのです。それは、料理!一人暮らし歴15年目にして、ついに料理ができるようになったのです!

・・・え?今までどうやって生きてきたの?と思うかもしれませんが、もともと食へのこだわりがなく、ふりかけご飯があれば満足できる私。さらに日本にコンビニがあるように、東南アジアには屋台があるし、ヤンゴンのスーパーにはチンするだけの冷凍食品も売っています。自炊しなくても、十分生きていけるのです。

そんなわけで料理の腕は笑えるほどに上がらず、しまいには「それが私」と開き直ってさえいました。ところが2020年、街はコロナでロックダウン。友人は次々と帰国し、仕事も在宅ワークが中心に。屋台やレストランも閉店しました。かわりに唯一の楽しみになったのが、食料品の買い出し。こうなったら、料理・・・作ってみるか・・・。

そして、YouTubeを数え切れないほど一時停止しながら、最初につくった料理がこちら。



どーん!カレーです!!

完全に量を誤っていますね。10人前、多すぎました(注:一人暮らしです)。混ぜたらこぼれる緊張感。でも、この沼のような見た目に反して、すごくおいしかったのです!私、カレーの才能あるんじゃ・・・?(ほぼジャワカレーの力)

調子に乗った私は、カレーを極める!と決意します。ところがコロナの影響で物流が悪く、日本食(ルー)が手に入らない。そこでやむを得ず、スパイスを買いそろえることに。予想外に、本格インドカレー作りの日々が始まりました。さらにはスーパーのパック肉では飽き足らず、丸鶏をさばく技術まで身につけました。

買いそろえた数々のスパイス!


自分でもどこに向かっているのかわからない展開。このままだと今年、2021年には養鶏を始めかねない…と自分でも不安になってきました。

そんな時、軌道修正のチャンスが訪れました。時はクリスマス。友人宅で「女子の手料理」的なキラキラ料理を作ることになったのです。友人からの提案は、ブッシュドノエル!「難しいかな?」とレシピサイトを見せられましたが、ケーキなど作ったことがないので、難易度がまったく判断できません。大丈夫じゃない?と無責任な発言をして、つくり始めました。

結果、ブッシュドノエルは完璧に仕上がりました!見てください、この漂うクリスマス感!しかも感動的においしいのです!(ほぼ友人の力)

できあがったブッシュドノエルは完璧な仕上がり!


というわけで、つい1年前にはふりかけご飯ばかり食べていた駐在員は、在宅勤務を続けた結果、ブッシュドノエルをつくれるようになりました!

この非常にどうでもいい話を通して、お伝えしたかったことが1つ。それは、自粛が続くコロナ禍の日常でも、どこかに楽しめる要素はあるし、それを素直に楽しもう、ということです。

以前、国際協力の先輩からこんなことを言われました。「この世界で長くやっていける人は、小さな幸せを大きく喜べる人」。これって国際協力に限らず、日々を幸せに過ごすコツですよね。不自由な生活はまだ続きそうですが、心にまで枷(かせ)をはめず、小さな幸せを大いに楽しんで過ごしていきたいと思います。
 

西尾浩美(にしおひろみ)
ミャンマー事業 業務調整員

文学部に通っていた大学時代、NGOのプログラムに参加したりバックパッカーで旅をしたりしているうちに、途上国医療に携わりたいと思い立つ。看護学科に入り直し、看護師として医療現場や被災地で働いた後、青年海外協力隊員としてベトナムの病院にて活動。2018年にAMDA-MINDS入職。趣味は読書とアウトドア。キャンプ場で焚火にあたりながら本を読むのが至福の時。岡山のお気に入りスポットは、奉還町の某ゲストハウス。神奈川県出身。

 
 

 
 
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