妊産婦死亡削減対策

妊産婦死亡削減対策支援プロジェクト(2021年1月-2022年5月)
シエラレオネの妊産婦死亡率は出生10万人に対し1,120人(WHO2019)と世界で最も悪く、その主な要因として、妊娠高血圧症など妊娠時高リスクへの予防対策と治療体制が不十分であることがあげられます。
本事業では、妊婦用血圧・脈拍測定器の配布、ならびに地域保健施設スタッフに対する研修を通じて、適切な妊産婦検診が実施され、リスクの高い妊婦の早期発見および適切な処置がなされるよう支援することで、妊産婦死亡の低減に貢献しました。
血圧・脈拍測定器は、英国の高等教育機関であるKing’s College Londonが開発途上国向けに開発した、質と持続性の高いものを利用し、現地で活動するNGO(Welbodi Partnership)と連携して、同機器の配布やその使用のための研修を進めました。
なお本事業は、立正佼成会一食平和基金をはじめ、みなさまからのご支援により実施しました。
血圧計を使った検診の様子