地震から2年。忘れずにいてくれてありがとう

【2017年04月25日】
2015年4月25日に発生したネパール大地震。その直後からテレビやインターネットに流れた映像、例えば歴史的建造物の崩壊、観光名所ダルバール広場でうずくまる人々、倒壊した家屋の前で涙を流す人々の姿は、今も皆さんの脳裏に焼き付いているのではないでしょうか。地震の多い日本に住む私たちにとってはなおさらのことで、多くの人が「遠い国の出来事」ではなく、「身近な、自分の身にも起こり得る出来事」として、映像を眺めていたと思います。

あの大規模な地震で8千人以上が亡くなり、2万8千人が負傷した他、同国GDPの約3分の1に相当する7千億ネパールルピー(約7億6千万円)を超える被害損失が発生しました。あれから2年。「よりよい復興(Build Back Better)」のコンセプトのもと、より盤石で持続的な地域社会の創出を目指し、ネパール政府、国際機関、市民社会が一丸となり、復興活動が進められています。

AMDA-MINDSは現在、地震で甚大な被害を受けたカブレパランチョウク郡とダディン郡にて、約9万5千人の被災者の生活再建を支援しています。具体的には、地震で倒壊した家屋再建を担う地元建築技術者の育成、主たる生計手段である農業収入を増やすための支援の他、灌漑設備の整備や農業グループの組織化を図ることで、被災した農家の生活再建を支援しています。詳しくはこちら

地震発生から2年が経ちますが、復興はまだまだこれからです。日本の東北を見ても、熊本を見ても、災害からの真の復興には何年もの長い時が必要だということを、私たちは骨身にしみて感じています。後発開発途上国のネパールではなおさらです。

カブレパランチョウク郡の被災者、ヒラ・マヤ・タマンさんはこう語ってくれました。「なによりも嬉しいのは、日本をはじめ遠くに住む人々がいつも私たちのことを忘れずにいてくれること、思い続けてくれていることです。それだけで、困難なことも乗り越えようとする気持ちがわいてきます。」

皆様からのあたたかいお気持ちが、物理的な復興だけでなく、被災者の心の復興にもつながります。息の長いご支援を、今後ともよろしくお願いします。

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2年たった今、やっとあちらこちらで家屋解体と再建が進んでいます

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新しい家は、政府既定の耐震基準に準じて建設します

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農業研修受講後、新しい換金作物の栽培と販売を通じて農業収入を増やしている農家も少なくありません

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被災者にとって子ども達の笑顔は復興の象徴です