» パウッで舌鼓~地元の食べ物あれこれ ミャンマー事務所 渡辺陽子

【2018年02月08日】

はじめまして!昨年10月よりミャンマーに駐在しております、渡辺です。マグウェ地域パウッ郡における「安全な出産と新生児ケア推進プロジェクト」を担当しています。今回は普段、事業地のパウッで口にしている「食べ物」についてご紹介したいと思います。

まず、おやつとして食べられている「ティンワ」です。パウッ事務所を出て道を歩いていると、竹筒を並べた屋台が見えます。竹筒の中にはもち米が入っていて、直火で調理されています(写真下・左側)。お店の人が事前に、竹の外皮をむいてくれているので、買うときには白い筒になっています。ティンワは、最初に周りの白い皮をむきます。その後、筒から出てきたもち米を、食べやすい大きさに切って食べます(写真下・右側)。竹の白い薄皮がごはんについていますが、これも若干ぱりぱりして美味しいです。ほんのり塩味がする控えめな味わいで、もち米の味が楽しめます。

もち米を詰めた竹筒を直火で調理

もち米を詰めた竹筒を直火で調理

切り分けられたティンワ

切り分けられたティンワ

つぎに、果物を2種類、「グースベリー」、「タンディ」をご紹介します。グースベリーは、日本では「すぐりの実」と呼ばれています(写真下・左側)。伝統的産婆である女性から、「お産の時に大量の出血を防ぐために、妊婦の両手にすぐりの実を持たせている」という、お産にまつわる伝統的な習慣の話を聞きました。すぐりの実には、ビタミンが豊富に入っているようなので体にはよさそうです。

すぐりの実

すぐりの実

タンディを売るお店

タンディを売るお店

そして、パウッへの道中に見つけた、現地で「タンディ」と呼ばれるヤシの実の一種の果物をご紹介します。写真(上・右側)のように道路脇に、果物をぶら下げ看板を立ててあるのが、タンディを売っているお店です。見た目は、ココナッツを小さくしたもので、たくさんの実が重なっています。お店の人に切ってもらうと、果肉が数個見え始めます。周りの皮を取り除くと、半透明の果肉が現れました(写真下・左側)。タンディの実は、お饅頭のような大きさで、食べてみるとゼリーのように柔らかく、味は優しい甘さです。果物の横に、ペットボトルに入った果肉ジュースが2種類売っていて、搾りたてだと思われる甘いジュースとアルコール発酵させたものがありました。

タンディの実の皮をナイフで剥く

タンディの実の皮をナイフで剥く

馴染みの食堂のご夫婦

馴染みの食堂のご夫婦

このように、パウッでは今まで知らなかった食べ物に出会う機会があり、出張するのが楽しみです。食べ物も楽しみですが、何よりも毎回行く食堂で、ニコニコと笑顔で出迎えてくれるお店のおじさんやおばさんに会うのも、うれしいことの一つです。お店の人に「味はどう?」と聞いてくれた時などに、覚えたてのミャンマー語で「おいしいです(サーロカウンデー)」と伝えると、にっこり笑顔で頷いてくれます。その他にも、果物屋さんに行くと、お店のおばさんがみかんを数個おまけに持たせてくれることがあります。

パウッの人々の優しさにふれると、お腹も心も幸せな気持ちになり、日々の活動のエネルギーとなります。みなさまも、ミャンマーにいらした際には、写真のような食事や果物を試し、ミャンマーの人々とのふれあいを楽しんでみてはいかがでしょうか。