ミャンマー北東部の町ラショーをご紹介 ミャンマー事務所 佐藤幸江

【2017年02月07日】

今回のTea Breakでは、マインズの地方事務所があるミャンマー北東部ののどかな盆地の町ラショーをご紹介したいと思います。ラショーはシャン州北部の最大都市で、市内には約13万人が住んでいます。中国との国境まで約190kmという地理的条件から交易が盛んで、中国人も多く居住しているため、市内ではミャンマー語と中国語を併記している看板をよく見かけます。観光スポットがないため、観光客はほとんど見かけませんし、ある海外旅行ガイドブックには「特に大きなみどころはなく・・・」と書かれてしまっていますが、滞在してみると隠れた魅力が見えてきました。

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ラショーのダウンタウン

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屋外床屋

①ミャンマーに露天温泉?
なんとラショーには温泉があります。地下から湧き出している温泉で、その名もラショー温泉。東南アジアの国ミャンマーは暑いイメージがあるかもしれませんが、ミャンマーの北東部に位置するラショーは12月から2月は冷え込みます。そんな寒い季節のラショー市民の味方がこのラショー温泉です。露天温泉で、布を巻いたり、服を着たまま入ります。見た目は池ですが、ほどよいお湯加減で気持ちいいです。温泉で洗濯をしているご近所さんもたまにいますが・・・誰も気にしません。

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ラショー温泉

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温泉で洗濯するご近所さん

②美味しい食べ物
シャン族が多く居住するラショーにはシャン料理のお店がたくさんあります。味が濃く、油を多く使用するミャンマー料理と比べ、あっさりとした味が自慢のシャン料理は日本人の口に合うと思います。特に米の麺を使用したシャンヌードルとイェーセインはお薦めです。この2つは使用している米の種類が違うそうで、お腹が空いているときはモチモチした太麺のシャンヌードル、そんなにお腹が空いていないときは細麺で軽めのイェーセインをいただきます。2つともスープ入り、スープなしが選べます。また、中国との国境が近いため、中国人が経営しているレストランが多く、美味しい肉まんもあります。一番人気の肉まん屋さんは朝早起きして行かないとすぐに売り切れてしまうほど人気があります。お店特製のラー油をつけて食べるのがお薦めです。ダウンタウンの近くにあるファミリーカフェのチキンスープも絶品です。このチキンスープも朝早くに行かないと売り切れてしまうので、ラショーで美味しいものを食べるには早起きは必須です。

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人気のティッサン茶屋の肉まんとちまき

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イェーセイン

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ラショー事務所周辺の犬たち

③癒し系のラショーわんこ
ミャンマーの最大都市ヤンゴンでは、野良犬が怖いという話をよく聞きますが、ラショーの町をてくてく歩いている犬は小型犬や中型犬が多く、性格も穏やかです。それもそのはず。この犬たちのほとんどが飼い犬だそうで、ラショーでは外で放し飼いをしている飼い主さんが多いようです。事務所の前を毎日いろんな犬が通り過ぎ、それをぼーっと見ているだけで癒されます。

④多民族の町ラショー
ミャンマーは135の民族が共存する多民族国家です。ラショーには多くの少数民族が住んでおり、それぞれが独自の言語や文化を持っています。マーケットでは様々な言語が飛び交い、町のいたるところにある僧院や仏塔、教会、中国の寺院、モスクなどの宗教施設は、異なる文化や宗教を持った人々がこの町に住んでいることを象徴しています。シャン族の新年を祝うお祭りや、カチン族の民族衣装のファッションショーなど、ラショーでは少数民族の文化に触れることができるイベントが多く開催されます。マインズのラショー地方事務所にも、ビルマ族、シャン族、パラウン族、カチン族など異なる民族のスタッフが働いています。学校ではビルマ語で教育を受けるため、彼らの共通言語はビルマ語です。シャン族の音楽に合わせてみんなで踊ったり、カチン族のスタッフがカチン料理を振舞ってくれたりと、いろんな民族の文化を体験させてもらっています。

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パラウン族の女性

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ラショースタッフ

大きなみどころはないかもしれませんが、町を歩くと隠れた魅力に出会える、そんな町ラショーに皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。